突然ですが、今夜からこのような企画をやらせて頂くことになりました。

経緯として、これまでの記事で以下2点を検討致しました。

経緯として、これまでの記事で以下2点を検討致しました。
- 秒読みと組み合わせれば、フィッシャールールは一応可能
- 10秒単位で払い出せば、考慮時間制は可能
ここで思い至った疑問が、さらに両方組み合わせたらどうなるかということ。それがこのグラフ。
⑥ フィッシャー + 秒読み + 考慮時間 (全部乗せ)

これだけ見ると、意外と優秀かもしれません。前々回のハイブリッド案の「③」や「⑤」と比べて頂きたいのですが、序盤からサクサク進めるかゆっくり指すかによって、終盤の最大長考時間が約2倍程度開きます。最低限の長考時間が保証されながらも、サクサクさすインセンティブも適度に有ります。


というわけで、試しに81道場のMARSサーバで動かしてみることにしました。
ただ、ご指摘頂いているように、そもそもこれはフィッシャールール特有の持ち味を完全にスポイルしている(というか趣旨そのものを無視している)ことは理解しております。
5分+5秒のフィッシャールールの良さは、テンポの良いスピーディーでスリリングな対局が、手数に拘らず続けられるという魅力だと思います。81道場では最低でも1手30秒考えられるルールしかレーティング対局として認めていません。ある程度しっかり考えて指すには最低限必要な時間だと考えています。10秒将棋も採用はしておりますが、あくまでエンタメの位置づけでの別レーティングです。
フィッシャールールも、結局は最初の持ち時間が(増減はあるものの)無くなったらそこで終わりですし、残り5秒から手番がスタートする場合もあることから、本質的には「切れ負け」のカテゴリなのだと思います。(ずっと続けられる切れ負け、みたいな感じ) ですので、81道場のレーティングにフィッシャールールが単独で採用されることはないということになります。
ではなぜ今回組み合わせたかというと、「終盤の長考時間をしっかり確保できる」「序盤はサクサク進めるインセンティブがある」これらの両立を今回は議論してきており、フィッシャールールがそれに寄与する性質を持っていそうなため、その要素のみを引き出したというだけです。
従ってこの「⑥ 全部乗せ」ルールはあくまで「中終盤でしっかり考えて指せるルール」としての1案であって、エキサイティングでスリリングな将棋のためのルールではありません。
もう一点期待しているのが、現行の「5分 + 30秒」「10分 + 30秒」を、これで統合できる可能性があるという点です。レーティングルールの種類が多すぎるとマッチングしづらくなるという問題がありますので、もしひとつ減らせるなら減らしたいところ。
そこで前々回の①に加えて、持ち時間10分の場合もグラフを追加します。(右側 ①-B)


このように、「10分+30秒」でサクサク指した場合に終盤に残される長考時間が、今回の「⑥全部乗せ」と同等水準になっています。これが「10分+30秒」を選択されるユーザ様が終盤に確保したいと思っていらっしゃる時間の長さだとすると、そのニーズは満たせていることになります。
その時間を確保するために、「10分+30秒」だと初手の持ち時間が非常に多くなっており、万が一放置された場合の被害が大きいことも気になります。
一方「5分+30秒」だと結局終盤まで残すことは難しく、「0分+30秒」と比べて得られるものが少ないようです。「5分+30秒」のメリットは、初手の持ち時間が過剰ではなく、初手から過剰にゆっくり指された場合は速やかに持ち時間が枯渇するところ。これも「⑥全部乗せ」のグラフは満たしています。
このような理由で、これら2つのニーズを同時にカバーできる可能性があると感じています。
とはいえやってみなければ分かりません。今夜からのテストで是非お試し頂ければと思います。
⑥ フィッシャー + 秒読み + 考慮時間 (全部乗せ)

これだけ見ると、意外と優秀かもしれません。前々回のハイブリッド案の「③」や「⑤」と比べて頂きたいのですが、序盤からサクサク進めるかゆっくり指すかによって、終盤の最大長考時間が約2倍程度開きます。最低限の長考時間が保証されながらも、サクサクさすインセンティブも適度に有ります。


というわけで、試しに81道場のMARSサーバで動かしてみることにしました。
ただ、ご指摘頂いているように、そもそもこれはフィッシャールール特有の持ち味を完全にスポイルしている(というか趣旨そのものを無視している)ことは理解しております。
5分+5秒のフィッシャールールの良さは、テンポの良いスピーディーでスリリングな対局が、手数に拘らず続けられるという魅力だと思います。81道場では最低でも1手30秒考えられるルールしかレーティング対局として認めていません。ある程度しっかり考えて指すには最低限必要な時間だと考えています。10秒将棋も採用はしておりますが、あくまでエンタメの位置づけでの別レーティングです。
フィッシャールールも、結局は最初の持ち時間が(増減はあるものの)無くなったらそこで終わりですし、残り5秒から手番がスタートする場合もあることから、本質的には「切れ負け」のカテゴリなのだと思います。(ずっと続けられる切れ負け、みたいな感じ) ですので、81道場のレーティングにフィッシャールールが単独で採用されることはないということになります。
ではなぜ今回組み合わせたかというと、「終盤の長考時間をしっかり確保できる」「序盤はサクサク進めるインセンティブがある」これらの両立を今回は議論してきており、フィッシャールールがそれに寄与する性質を持っていそうなため、その要素のみを引き出したというだけです。
従ってこの「⑥ 全部乗せ」ルールはあくまで「中終盤でしっかり考えて指せるルール」としての1案であって、エキサイティングでスリリングな将棋のためのルールではありません。
もう一点期待しているのが、現行の「5分 + 30秒」「10分 + 30秒」を、これで統合できる可能性があるという点です。レーティングルールの種類が多すぎるとマッチングしづらくなるという問題がありますので、もしひとつ減らせるなら減らしたいところ。
そこで前々回の①に加えて、持ち時間10分の場合もグラフを追加します。(右側 ①-B)


このように、「10分+30秒」でサクサク指した場合に終盤に残される長考時間が、今回の「⑥全部乗せ」と同等水準になっています。これが「10分+30秒」を選択されるユーザ様が終盤に確保したいと思っていらっしゃる時間の長さだとすると、そのニーズは満たせていることになります。
その時間を確保するために、「10分+30秒」だと初手の持ち時間が非常に多くなっており、万が一放置された場合の被害が大きいことも気になります。
一方「5分+30秒」だと結局終盤まで残すことは難しく、「0分+30秒」と比べて得られるものが少ないようです。「5分+30秒」のメリットは、初手の持ち時間が過剰ではなく、初手から過剰にゆっくり指された場合は速やかに持ち時間が枯渇するところ。これも「⑥全部乗せ」のグラフは満たしています。
このような理由で、これら2つのニーズを同時にカバーできる可能性があると感じています。
とはいえやってみなければ分かりません。今夜からのテストで是非お試し頂ければと思います。
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