先日、GoogleプレイストアにてAndroid用アプリのβ版をリリースしました。こちらの注意事項をご確認のうえ、是非お試し下さい。ストア内のアプリのページは、こちら(↓)になります。

  81道場モバイルβ (Googleプレイストアにて一般公開)

当サイトを応援して下さるユーザの皆様のおかげで、高評価点を頂いております。有難うございます。評価が高いほど、ユーザも集まり易くなると思いますので、引き続きレビューにご協力をお願いします。

また、β版よりも開発が進んでいるα版も一部の皆さんに配布中です。こちらは、対局でのマイル獲得再戦機能持将棋計算、などの機能追加に加え、新しく導入する「ミスクリック防止機能」が付きました。
α版は、DeployGateという配布サービスを経由してのインストールとなります。 このブログをご覧の方には、アプリ配布ページをお伝えします。(↓)

  α版 (DeployGateにて限定公開) 

α版のインストールにはパスワードが必要となります。パスワードはこの記事のコメント欄に記載します。


新機能のご紹介
さて、新しく導入する「ミスクリック防止機能」をご紹介させて下さい。(ミスクリックというより、「ミスタップ」でしょうか。)
まず、指し手が確定する瞬間はいつか、という話から。他サイトのアプリを見ますと、指でタッチした瞬間に駒が動くものがあります。例えば将棋ウォーズですね。サクサク動いて大変気持ちが良いものです。しかし、常にミスタッチのリスクと隣り合わせですね。
本物の将棋の再現にいちいち拘る81Dojoでは、少し違います。指し手が確定するのは、手を離した時、です。本物の将棋のルールと同じですね。手を離すまでは戻せるのです。PC版もそのようになっています。マウスのボタンを離した時点で指し手が確定します。マウスを押し下げた瞬間「やばい」と思ったら、押したままそーっとカーソルをずらせば、位置を変更したりキャンセルが出来ます。

さて、指でタッチしてから、離して確定させるまでの間、この時間を有効に使い、今どこのマスを触っているかを見れるようにしたのが、今回導入した「ミスクリック防止機能」です。
mistap
 このように、矢印の向きや、マス目の符号を用いて、今どこを触っているかを表示します。触ったまま指をスライドさせれば、位置を修正することが出来ます。駒によって出る場合と出ない場合があります。例えば歩を突く時はミスがありえないので表示しません。マス目が一つ隣りの場合のみ、矢印の向きで直観的に表すようにしました。2マス以上離れると、符号での表記となります。
この符号は、後手の場合は反転しますが、これもなかなか勉強になります。自分が後手の時に、感想戦で正しくマス目を言えない人が結構いますが、このアプリを使っていればすぐに慣れるでしょう。
ちなみに、感想戦で盤面に矢印を描く時にも、これが表示されます。矢印はドラッグで描くのですが、狙いを定めて押せるタップと違い、ドラッグだと狙いのマスが隠れて見づらいので、なかなか思った通りの矢印が描けなかったりするのです。そのため、このマス目表示機能によって、矢印が格段に描きやすくなりました。

まだ試行錯誤の段階なので、皆さんでお試し頂いてご意見を下さい。徐々に改良していきたいと思います。目障りなので機能ON/OFFつけて欲しい、という方も出てくるかもしれませんね。 


81mobile_soft

前回報告したスマホ版の開発検討開始から1ヶ月が経ちました。ある程度は形になってきましたが、βリリースに向けては細部の調整がまだまだ必要といったところです。

81DojoのFacebookページで、開発中の画面が公開されています。是非、ページへの「いいね!」を頂けると嬉しいです。開発の励みになります。


前回コメントへの回答

さて、前回の記事に意見やコメントを頂いた方、大変ありがとうございました。頂いたリクエストについて、いくつか回答させて頂きたいと思います。
1. Androidで動くものが良い。
もちろんです。シェアから考えて、まずはiOSよりAndroidを優先して考えています。
2. スマホの処理能力が心配なので、観戦→対局などの段階的機能追加を。
処理能力が理由ではありませんが、機能は段階的な追加を予定していて、まずは観戦機能からのリリースを考えています。観戦機能でフィードバックを得ながら、対局機能を造りこんでいきます。
3. PCとスマホでの機能の違いが少なく、有料無料などの区別が無い方が良い。
81Dojoは無料と決まっていますので、有料無料の区別はありません。
一方、81Dojoの特徴は多機能・高機能なので、それら全てをスマホ上で再現するのは難しいと考えています。削らないといけなくなる機能は結構あると思います。
しかしながら、機能がサイトの売りならば、それをしっかり再現しないとスマホ版の意味が無い、というご意見も聞きます。中でも感想戦機能は81Dojoの一番の強みですから、少なくともそれだけは再現しなければならない、と考えました。今のところ、検討中局面の表示、矢印の表示など、観戦する側から見た感想戦機能は初期から織り込みを目指して開発中です。
4. オートマッチングが欲しい。
 あまり81っぽくありませんが、スマホ版なら欲しい機能だとは思いますので、検討はしたいと思います。ただユーザが少ないのでオートマッチングの意味があるかどうかは分かりません。いずれにしても、対局機能が完成した段階でのことですね。


独自のクリックミス(タップミス)対策を

話は変わりますが、スマホ版と言えば、駒移動時のクリックミス対策が大きなテーマだと考えています。
スマホ版をやるからには、81Dojoらしく、独自の機能開発によるクリックミス対策をしたいなと思っています。アイデアはいろいろ考えられますが、上手く組み合わせながら皆さんと一緒に試していければと思います。 


引き続きご意見やコメントは募集していますので、何かあれば是非お願い致します。 


今週ドイツからの船便が届き、やっと通常の生活が回り始めました。いろいろな開発環境も整ってきたので、81Dojoのスマホ版の検討をスタートしています。

スマホ版に対する期待やアイデア、ご意見のある方は、ぜひコメント欄でお聞かせ下さい。
よろしくお願いいたします。 


ブログを更新する時間がほとんど無く、間が空いてしまっており大変申し訳ありません。前回の続きで、局面ペディアの得失などについて早く書きたいのですが、文章をまとめる時間が取れないでいます。

今回は、最近の状況報告をさせて頂きます。

4月に、ドイツから日本へ本帰国しました。81Dojoのアカウントも久しぶりに国旗が日本になりました。最近忙しかった理由の一つは、その引っ越し関係での雑務ですが、これからは皆さんと同じ時間帯での活動となるので、いろいろやり易くなると思います。
今日も、日本にいるメリットを早速生かして、これから新宿「サザンシアター」での将棋イベント「将棋対局 ~女流棋士の知と美~」を観に行きます。

さて現在、将棋関係の開発のトピックスとしては、下記が挙げられます。

最近実施したこと

今後の予定
  • 局面ペディアの「マイノート」機能の追加 (公式のWiki解説とは別に、各ユーザが局面に関連づけて研究などをメモしたり、それをブログのように公開することが出来るようになります。)
  • 「ShogiHub」の完成とリリース
  • 81Dojoのシステムの大幅強化と、モバイル端末対応

最後のはとても大きな話なので、予定というより、やりたいなと思っている事ですね。

今後ともよろしくお願いいたします。



局面ペディアのβリリースから2週間経過しました。リリース当初は混乱もありましたが、熱心なユーザの皆さんのご協力のおかげでルールも整備されてきて、落ち着きを取り戻しました。今はまだ編集の話題がメインになっていますが、局面ペディアが本領を発揮するのは、局面について調べたい人が検索をして情報に辿り着いた時です。それが頻繁に起こるようになるには情報の蓄積が必要なので、まだ時間はかかりそうですね。とはいえ、将棋ソフト「ShogiGUI」が局面ペディアに対応されるなど、情報を取る側の使い方も、既に動きが出始めているようです。

さて、局面ペディアを開発する前から、このサイトが出来た場合の得失については当然考えていまして、考慮しないといけない心配・懸念点は存在します。これまでに頂いたコメントを見ても、やはり同じ点についての懸念は見かけられます。それについて私なりの考えを少し書いておこうと思います。

局面ペディアで気になりそうなことをいくつか挙げると、
  1. 棋書や一般の研究サイトなどの需要(や売上)が低下しないか
  2. 簡単に何でも調べられるようになり、自分で考えるという将棋の大切な心が失われないか
  3. 新手が出て結論が変わった時に、古い誤った記述が多数残ってしまわないか
などでしょう。今回は1番について書いてみます。

結論から言うと、これについては大丈夫だと思っていて、一概に棋書や研究サイトの需要が低下するとは思っていません。

将棋は、時間軸に並んだ局面の配列(棋譜など)として認識される場合がほとんどです。これに対して局面ペディアは、それと直交するもう一つの「局面軸」という軸で情報にアクセスします。(念のため図示すると下のようになります。以下X軸・Y軸と呼びましょう。)
xandy
それぞれの軸には、それぞれ適したシステムがあるべきで、万能なシステムというのはなかなかありません。どれかの軸に最適化すれば、他の軸でのアクセスは不便になります。そして、棋書や研究サイトの記述とは、主にX軸を辿りながら書かれるものです。つまり局面ペディアとは相互補完関係にあります。

将棋界にはたくさんの優れたX軸コンテンツが存在します。しかし、これまでの問題は、自分が今一番必要としているX軸を探し出すのが大変ということでした。そして、将棋について何か調べたい時、本来はY軸からアクセスした方が欲しい情報が見つけやすい場合が多いのです。局面ペディアの役割は、Y軸での情報検索をを提供することであり、何手目に出現したか・どの前局面から合流したか・どの対局で出現したかに関係なく、同じ局面は一つとして取り扱います。ここで大事なのは、出来るだけ短時間で、その局面に関する「概要」と、そこから本当に欲しい情報に飛ぶための「次のアクセスルート」、という全体像を把握してもらうこと。そのため、網は広い方がよく、重複した情報が別の局面に書かれることも厭いません。

さてここからが重要で、Y軸経由で概要を掴んだ読者は、必ずそこからX軸に動きたくなります。(次のアクセスルートとはX軸のことです) しかし、局面ペディアそのものはX軸でアクセスするには不便に出来ています。これはそうあるべきだからそうなっていて、別の軸に対しては不便であって然るべきなのです。局面を動かすたびにDBを読み込むのでカチカチと連続してクリックもできませんし、局面を進めても重複した記述が再び出てくることもあります。(これはこれで、何度も復習しながら進められて良い面もありますが。) 順を追って流れを理解していくのには向いていないのです。
そこで、局面ペディアからは、棋書へのリンク(その局面が載っているページ情報まであります)や、解説の脚注として他サイトへのリンクなどがあります。 目的の局面に関して記述されたサイトをGoogleから自力で探すのは大変ですが、局面ペディア経由ならすぐ見つかるわけです。実はこの仕組みにより、需要を減らすどころか、むしろ既存のX軸コンテンツの需要やアクセス機会を増やすように考えています。

ある戦法について調べたい、と思うだけでは、なかなか棋書を買って読んでみるところまではいきません。 それは、自分が欲しい情報が載っているかどうかが分からないし、その戦法への理解が全く無い段階では、そもそもどれぐらい自分がその戦法のことを知りたいかどうかにも、自分で自信が持てないからです。しかし、局面ペディアによって「概要が分かるレベル」までは速やかに引き上げられることで、どうやら自分はこの棋書を読んでみて良さそうだ、どうやら自分はこの研究サイトに書かれていることをじっくり読んでみるべきだ、という指針が与えられ背中を押してもらうことが出来ます。実際、局面ペディアからAmazonへのリンクは既に何度もクリックされています。

局面ペディアが手本としているWikipediaでも同じことが言えると思います。何かについて調べたいとき、Wikipediaで概要を素早くつかみ、そこから書籍などの専門的情報へのアクセスを開始する場合も多いと思います。買わなくて済んだ、という場合も確かにありますが、逆にWikipediaで概要を掴めなかったら、本を買ってまで調べる気にならなかった、という場合もあります。
従って、本当に棋書の需要・売上の低下につながるのか、逆に購入機会の増加につながるかは、今後の局面ペディアの成長の仕方や、将棋界の皆さんの使い方次第であって、今は一概には言えないと思っています。それが後者になるように、これからもサイト造りを頑張っていきたいと思います。


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